乗務員証 更新と検索している運転者の多くは、実際には訂正、登録変更、再交付などの手続きを求めているケースがほとんどです。
乗務員証は、タクシー運転者が乗客に身元を明示するための重要な証明書です。
近年は個人情報保護の観点からデザインも変更され、安全性とプライバシーの両立が図られました。
本記事では、更新時に行うべき手続きの種類、地域別の費用、申請に必要な書類、注意すべきFAQまでを詳しく解説します。
目次
そもそも「乗務員証」とは何か?
乗務員証とは、タクシー運転者が旅客に自分の身元を明示するために掲示する身分証のことです。
国土交通省が定める法令に基づき、タクシー運転者は乗務中、運転者証を車内に掲示する義務がありました。
しかし、2023年8月1日から個人情報保護の観点により運転者証の表面に氏名や顔写真を乗客に見える形で掲示する義務が廃止されました。
現在は、表面に登録番号と所属会社名のみを表示し、氏名や顔写真は乗客から見えない裏面に記載する仕組みになっています。
上記のことにより、乗務員のプライバシー保護と安全な業務環境が確保されています。
更新と検索する運転者が行うべき手続き
運転者証を更新と検索していても、実際には訂正、登録事項変更、事業者変更、再交付、のいずれかに該当するケースが多いです。以下では、それぞれの手続き内容と必要書類、手数料の目安をわかりやすく整理します。
運転免許更新に伴う有効期限の変更(訂正)
運転免許証を更新して有効期限が延長された場合は、運転者証の訂正手続きが必要になります。
免許証の記載内容と運転者証の情報を一致させることで、法的な整合性を保つことが目的です。
法人タクシー運転者がこの手続きを行う際に求められる書類は次のとおりです。
- 運転免許証(更新後)
- 申請用写真
- 既存の運転者証
- 運転者証訂正申請書(第十号様式)
登録事項変更等届出書(第四号様式)
手数料の目安は地域によって異なり、大阪タクシーセンターで1,300円、東京タクシーセンターで1,210円となります。
免許更新を終えたら速やかに訂正申請を済ませ、最新情報が反映された運転者証を受け取ることが重要です。
参考文献:公益財団法人大阪タクシーセンター
参考文献:公益財団法人東京タクシーセンター
住所や氏名が変わった際の登録事項の変更
住所や氏名に変更があった場合は、運転者証の登録情報も正確に修正する必要があります。氏名や住所が旧情報のままだと、本人確認や乗務証明の正確性が失われるおそれがあります。
変更内容ごとに必要な書類は次のとおりです。
| 変更内容 | 必要書類 | 手数料 |
| 氏名変更 | 運転免許証(氏名変更済)、申請用写真、運転者証、住民票の写し | 有料(地域により異なる) |
| 住所変更 | 運転免許証(住所変更済)、住民票の写し | 無料(例:大阪タクシーセンター) |
正しい住所、氏名を反映させておくことで、手続き遅延やトラブルを防げます。更新後は必ず登録内容を確認し、速やかに修正しましょう。
転職、移籍時に必須の事業者(会社)の変更手続き
転職や会社の移籍を行った場合には、事業者変更の手続きが必要です。旧事業者が運転者証を返納した上で、新しい勤務先に対応する証書を取得します。
申請時に準備すべき主な書類は以下のとおりです。
| 書類名 | 用途 |
| 運転者証交付申請書(第九号様式) | 新事業者での登録用 |
| 登録事項変更届(第四号様式) | 登録情報の修正用 |
| 雇用条件及び雇用契約証明書 | 雇用内容の証明用 |
事業者が変わったまま旧証を使用し続けると、法令違反となる可能性があります。新しい勤務先が決まり次第、速やかに申請を行いましょう。
紛失、汚損時に必要な再交付手続き
運転者証や事業者乗務証を紛失、破損した場合は、再交付の手続きを行わなければなりません。証書が確認できない状態では乗務できず、運行管理上のトラブルにもつながります。
再交付時に必要な書類は次のとおりです。
- 再交付申請書(第十号様式または第十五号様式)
- 紛失の場合:事実を証明する理由書
紛失や汚損が発生したら速やかに再交付を申請し、証書を再取得することで安全かつ法的に正しい運転を継続できます。
手続き内容を理解しておくと、更新という言葉で検索した際に、実際にどの手続きが該当するかを判断しやすくなります。
内容を確認し、必要な書類と手数料を準備して早めに申請を行えば、スムーズな乗務を維持できるでしょう。
地域別の手続き【必要書類と費用】完全チェックリスト
乗務員証の更新や訂正を行う際は、地域ごとに費用や必要書類の条件が異なります。
以下の表で主要地域の費用を比較していきましょう。
| 地域 | 主な手続き | 手数料(円) | 主な申請書類 |
| 東京 | 登録申請、訂正、再交付 |
・登録申請3,740 ・訂正1,210 ・再交付1,870 |
第十号様式、九号様式 |
| 大阪 | 訂正、事業者変更、再交付 |
・訂正1,300 ・事業者変更2,000 ・再交付2,000 |
第十号様式、第九号様式 |
| 神奈川 | 法人登録 | 3,400 | 第九号様式 |
費用は事務処理にかかる平均時間と経費から算定され、公的に妥当性が確認されています。
東京では登録申請3,740円、訂正1,210円、再交付1,870円が目安です。大阪では訂正1,300円、事業者変更2,000円、再交付2,000円神奈川では法人登録3,400円に設定されています。
また、提出時は申請用写真の規格(縦6cm×横4cm、顔3cm以上)や裏面記載の条件を満たす必要があります。
さらに、申請書の様式にも違いがあり、訂正時は第十号様式、登録変更は、第四号様式、新規の事業者変更は第九号様式を使用しましょう。
参考文献:公益財団法人大阪タクシーセンター
参考文献:公益財団法人神奈川タクシーセンター
参考文献:公益財団法人東京タクシーセンター
乗務員証の個人情報保護と新ルール
2023年8月から、個人情報保護とカスハラ対策を目的に、氏名や顔写真が非表示となり、登録番号と会社名のみが乗客に見える新ルールへ移行しました。
変更の背景にある「カスハラ」対策
乗務員証のデザイン変更は、カスタマーハラスメント(カスハラ)防止が主な背景です。
近年、SNS上で乗務員の顔写真や名前を無断で撮影、投稿する被害が増加しています。
中には誹謗中傷やストーカー被害に発展する事例もあり、業界全体で深刻な問題となっていました。
そこで、国土交通省はタクシー事業者や労働組合と協議し、個人が特定されにくい表示形式への変更を決定しました。
現在では、登録番号と会社名のみを乗客に見せる形式が標準化され、乗務員の安全とプライバシーを守る仕組みが整備されています。
旧デザインとの違いと切り替えスケジュール
旧デザインでは、表面に顔写真と本名が印字され、乗客に常時見える状態でした。
新デザインでは、表面に登録番号と会社名、裏面に顔写真と氏名を配置する形式です。これにより、個人情報を公開せずに業務を遂行できるようになりました。
希望者は費用を自己負担して再交付を申請できます。今後の更新では、新デザインへの統一が標準化される予定です。
参考文献:国土交通省
登録手続きに関する【よくある疑問と注意点】
乗務員証の登録や更新を行う際、多くの運転者が提出期限や書類の扱いでつまずく傾向があります。
書類の有効期間や再発行の条件は地域によって異なるため、誤った理解のまま申請を進めると手続きが無効になる可能性があるでしょう。
以下では、問い合わせの多い3つの疑問を整理し、地域差と提出時の注意点をまとめます。
住民票や雇用契約証明書の取得期限
住民票や雇用契約証明書を提出する際は、発行日からの経過期間に注意が必要です。
新規登録や氏名、住所変更を行う場合、東京では6か月以内、大阪では3か月以内に取得した原本のみが有効とされています。
他にも、コピー提出は認められておらず、いずれも本通(原本)での提出が義務付けられています。
また、発行後に記載内容に誤りがあった場合は再発行を求められるケースもあるでしょう。
住民票はマイナンバー非記載のものを選び、提出前に撮影日や署名欄を確認しておくとスムーズです。
運転者証のケース販売や事前登録申請について
運転者証の管理に関する備品やオンライン申請方法にも地域差があります。
大阪タクシーセンターでは、耐熱素材を使用した専用ケースを350円で販売しており、長時間の車内使用にも適しているでしょう。
一方、東京では事業者がオンラインで手続きを進めるための事前登録制度が導入されています。
初めて手続きを行う事業者は、メールで事前登録申請書を送付し、IDを取得してから本申請に進みましょう。
申請手順を事前に理解しておくことで、窓口での待機時間を短縮でき、更新作業の効率化につながるでしょう。
運転免許証の種別や番号変更時の手続き
運転免許証の種別や番号が変更された場合も、登録情報の修正が求められます。
手続きでは登録事項変更等届出書(第四号様式)を使用し、更新された免許証を添付して提出します。
大阪ではこの種の変更に手数料がかからない運用となっており、迅速な対応が可能です。
また、免許証番号が変わったまま放置すると、登録内容の整合性が失われ、再発行を要する場合があります。
免許更新時に種別が変わった際は、速やかに届け出を行い、乗務記録との不一致を防ぐことが求められます。
まとめ|乗務員証の更新は正確な手続きで安全と信頼を守る
最後に、乗務員証の更新、訂正、再交付に関する重要ポイントを整理します。
- 更新とは免許の変更を反映する訂正を指す
- 住所、氏名変更や転職時は登録内容の修正が必須
- 紛失や汚損の際は早めの再交付申請を行う
- 地域によって費用、書類、提出期限が異なる
さらに、2023年8月1日以降は氏名、顔写真を非表示にした新デザインが採用され、乗務員の安全を確保する制度へと進化しました。
登録内容を最新の状態に保つことは、信頼される運転者としての基本です。
本記事で紹介した手続きを順に進めれば、法令に適合した形で安心して乗務を継続できます。
更新のタイミングを逃さず、次の業務を万全の状態でスタートさせましょう。
- 「未経験だから不安…」
- 「どの会社を選べばいいかわからない」
- 「安定収入を得られるのか心配」
そんな悩みを抱えていませんか?
DRIVER FIRSTは、未経験者や異業種からの転職者を多数サポートしてきた、ドライバー専門の転職支援サービスです。全国の求人から、あなたに合った会社選びをサポートしています。
専任スタッフがあなたの希望を丁寧にヒアリングし、最適な求人をご紹介。履歴書の添削や面接対策、入社後のフォローまで、完全無料でサポートします。
「資格取得支援あり」「社員寮完備」「副業OK」など、条件に合った求人も多数。まずは無料相談で、あなたの可能性を広げてみませんか?
特に、これから安定した収入を得たい方・正社員で働きたい方・地方から上京したい方におすすめです。


