「タクシーって何人乗りなんだろう」
「今度旅行でタクシー利用したいけど子どもって大人一人分なのかな」
事前に知らないとスムーズに乗車できない可能性があります。
本記事では、タクシーの乗車人数と併せて、子どもの乗車人数について解説します。
最後まで読むと、適切なタクシー乗車人数がわかりスムーズに利用できます。
タクシーは何人乗りなのか？
タクシーや軽自動車での子ども（12歳未満）の乗車に関する定員の計算は、子ども1人を2/3人と数えるルールに基づいています。
この計算によると、以下のように異なる乗車パターンが考えられます。
タクシーの場合の定員
定員合計：乗客4人＋タクシードライバー1人
1. 成人1人＋12歳未満の子ども4人（1人 + 2/3 × 4 = 3.67 ≈ 4人）
2. 成人2人＋12歳未満の子ども3人（2人 + 2/3 × 3 = 4人）
3. 成人2人＋12歳未満の子ども1人（2人 + 2/3 × 1 = 2.67 ≈ 3人）
4. 成人4人＋12歳未満の子ども0人（4人）
軽自動車の場合の定員
定員合計：乗客3人＋タクシードライバー1人
1. 成人1人＋12歳未満の子ども2人（1人 + 2/3 × 2 = 2.33 ≈ 3人）
2. 成人2人＋12歳未満の子ども1人（2人 + 2/3 × 1 = 2.67 ≈ 3人）
3. 成人3人＋12歳未満の子ども0人（3人）
これらのパターンは、タクシーや軽自動車の定員を超えない範囲で、子どもを含めた乗車可能な最大人数を示しています。子どもが2/3人として数えられることから、特に軽自動車では成人のみの乗車と比べて、子どもを加えることで少し複雑になります。
定員以上に乗客を乗せたらどうなるのか
日本の道路交通法に従わないと、特に乗車定員を超えて運転すると、違反者には点数減少や罰金が課せられます。
この罰則は乗客ではなく、運転手やタクシー会社が受けることになります。
居酒屋などでの楽しい時間を過ごした後、タクシーで帰宅する人たちは増えてきています。
しかし、酔った勢いで定員以上の人数でタクシーに乗ろうとするケースが見られます。
こうした行動は、タクシードライバーを困惑させるだけでなく、場合によってはトラブルの原因ともなりえます。
定員オーバーを避けるためには、タクシードライバーに協力を求め、複数のタクシーに分乗する提案や最寄り駅までのシャトルサービスのような対応を提案するなどの方法が考えられます。
何かの理由でタクシーを利用する場合でも、定員を超えての乗車は法的に問題となります。
乗車定員を超えて乗車しようとする強引な行動は、威力業務妨害罪として刑罰の対象となる可能性もあります。
タクシー利用の際は、必ず適切な車両に乗ることを心がけましょう。
タクシーの車種を指定したい場合
タクシー配車アプリなら車種が指定できます。
多くのタクシー配車アプリには「車種指定サービス」という便利な機能があります。
このオプションは一部のアプリで追加料金がかかることがありますが、大人数での移動や乗車定員に関する不安を避けるために活用する価値があります。
乗車人数に合わせて適切な車種を選択することで、安心してタクシーを利用できるでしょう。
「GO」という国内最大のタクシー配車アプリは、2021年1月20日から「タクシー車両サービス指定」を導入しました。
ユーザーはアプリの「今すぐ呼ぶ」のオプションから「会社・条件を選ぶ」へ進み、好みの条件を指定できます。設定が完了したら、指定した条件のタクシーを呼べます。
「GO」のサービスでは、一般的なセダンだけでなく、新型のJPN TAXIや、車椅子に対応したワンボックス車両など、さまざまなニーズに合わせた車両を選択できます。
「S.RIDE」は、都内を中心にサービスを展開している大規模なタクシー配車アプリで、現在は全国へそのサービス範囲を拡大しています。
2022年7月12日、同アプリは月額制の「S.RIDEプレミアム」に「車種指定サービス」の導入を発表しました。
この新機能は、「S.RIDE」の利用者からの強い希望に応えての追加だったと言われています。
プレミアム会員には特に好評を博しており、多くのユーザーに支持されています。
ただし、このサービスは東京23区、武蔵野市、三鷹市のエリアに限定されています。
子どもはどんな数え方？
12歳未満の子供は特定の方法でカウントされます。具体的には、子供3人は大人2人としての席を取ると見なされます。
実際に半分の席という概念は存在しないので、大人1人と子供2人がタクシーに乗車する際は、大人2人分の席を取ると解釈されます。
子供1人だけの場合や、まだ自分の席に座れない乳幼児も、大人1人分としてカウントされます。
例を挙げると、通常のタクシーに大人2人と子供3人が乗車するシチュエーションでは、子供たちの席数は大人2人分と見なされるので、実際の乗車者数は4人となります。
運転手を入れて5人なので、普通のタクシーなら問題なく乗車できます。
しかし、この同じグループが軽自動車タイプのタクシーを選ぶと、定員を超えてしまうため乗車することはできません。
チャイルドシートは取り付け可能なのか？
子どもを乗せる際に気になるポイントとして、チャイルドシートの使用が挙げられます。
通常、6歳未満の子どもを車に乗せる時は、チャイルドシートの使用が必須となります。
しかし、タクシーにおいてはこの義務は存在しないため、もし必要な場合は前もってタクシー会社に問い合わせて、取り付けの可否を確認することが推奨されます。
子ども用のチャイルドシートを使用する場合、それに伴い一つの席がそのシートの設置に使用されることになるため、大人2名とチャイルドシート2つが最大の収容人数となる点も注意が必要です。
しかし、チャイルドシートの使用により定員を超えてしまう場合、シートを取り付けない選択もあります。
子どもを同伴してタクシーを使う際には、事前の計画が必要です。
大人数乗車できるジャンボタクシーとは
一般的な車種は7～9人が乗車可能です。
ハイエース、エルグランド、アルファード、ヴェルファイアといったワゴン車はタクシーとしてのカスタマイズが施され、テレビのロケなどで使われることもあり、その車内の居心地の良さは多くの人に評価されています。
通常の小型タクシーは最大4人、中型タクシーは最大5人が乗車できます。
しかし、ジャンボタクシーを選べば、5～9人までのグループも対応可能です。
ミニバンタイプ
通常のタクシーやハイヤーよりも、より広めの室内を持ち、高品質なシートが特徴です。
3列のシートが配置されており、トランクスペースは特に大きいわけではありませんが、スーツケースやキャリーバッグを4個以上載せられます（ただし、荷物のサイズによる制限あり）。
アルファード
ジャンボタクシーのアルファードモデルは東京都内でのみの提供となります。
このタクシーはその快適な乗り心地と、高級感溢れるゆったりした室内が魅力です。
ビジネスの出張やVIPの送迎、日帰りの観光や特別なイベントなど、大量の荷物がない移動時に最適です。
人気があるため、希望の日時に利用したい場合は、事前の予約を強く推奨いたします。
このタクシーの定員は6名までとなっていますが、通常のタクシーと比べて足元や通路のスペースが広く取られています。
大きな荷物に関してはトランクを利用することを推奨しますが、小さな手荷物であれば、床や席の間に収めることが可能です。
膝上に置くと疲れるし、座席上では狭く感じるかもしれません。
しかし、手元に置きたい貴重品や、リュック、ショルダーバッグ、トートバッグ、ブリーフケースなどの形状の手荷物も気にせず持ち込めます。
ハイエース
ハイエースは補助席を使用すると、最大9名が乗車できます。
4列のシート配置になっており、乗車人数分の荷物も収容可能ですが、荷物のサイズには注意が必要です。
家族旅行や小さなグループでの出掛ける際に、この車両は最適な選択と言えるでしょう。
まとめ
今回は、タクシーの乗車人数と併せて、子どもの乗車人数について解説しました。
基本的な乗車人数は乗客4人＋タクシードライバー1人となっています。
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