「タクシードライバーって地域によって年収違うのかな……」
この記事ではタクシードライバーの平均年収を地域別に紹介しています。この記事を参考に働く地域を選んでくださいね。
目次
タクシードライバーの平均年収と手取り金額
タクシードライバーの平均年収は約280万円です。
手取り金額は約224万円です。
これは一般社団法人の全国ハイヤー・タクシー連合会にて公表されている、「タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」に関する基本情報をまとめたものになります。
タクシードライバーの地域別平均年収
タクシードライバーの地域別の平均年収を紹介します。
平均年収が高い都道府県TOP5と平均年収が低いTOP5の紹介をします。
平均年収が高い都道府県TOP5
順位 | 都道府県 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 東京都 | 336万円 |
2位 | 神奈川県 | 329万円 |
3位 | 愛知県 | 315万円 |
4位 | 埼玉県 | 303万円 |
5位 | 新潟県 | 293万円 |
参考:http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tinginR3.pdf
上記の表をみると栄えているエリアが平均年収が高いことがわかります。
特にTOP3の県はタクシーを求めている人が多いイメージです。
平均年収が安い都道府県TOP5
順位 | 都道府県 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 岩手県 | 173万円 |
2位 | 沖縄県 | 175万円 |
3位 | 徳島県 | 179万円 |
4位 | 京都府 | 189万円 |
5位 | 山形県 | 194万円 |
参考:http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tinginR3.pdf
平均年収が低い都道府県に共通していることは、あまり栄えていないということです。
おそらく、居酒屋や夜の街が早く閉まるので電車で帰宅をするなど、
タクシーを利用する人が少なくなることが理由だと思われます。
東京の平均年収が高い理由
東京の平均年収が高い理由は東京の人口が多いからです。
東京都民の自動車所有率が低いことも影響しています。
もう一つの理由は、観光客が多く訪れ、そのほとんどの人がタクシーを利用するからです。
このように東京都は人口が多く、自動車所有率が低く、観光客も多いためタクシーの需要が高いので、平均年収が高くなる傾向があります。
タクシー運転手の給料システム
タクシー運転手の給料システムは主に以下の3つで構成されています。
- 固定給料制度
- 完全歩合制
- 基本給+歩合制
固定給料制度
固定給料制度とは、基本給+各種手当がついている制度のことです。
基本的には毎月固定の金額が給料として受け取れます。
メリットとしては毎月安定して給料を受け取れることです。
デメリットとしては売り上げに貢献しても給料に直接反映されないことです。
そのため給料が上がらずに辞めてしまう方もいます。
イメージとしては一般的な会社で働くサラリーマンと同じですね。
完全歩合制
完全歩合制とは、自分の営業成績のみで給料が決まる制度のことです。
頑張った分だけ給料が入るシステムなので、年齢や経験に関係なくやる気のある運転手なら高収入を狙える可能性があります。
高いモチベーションを保って仕事をしたいなら「完全歩合制」の会社を選ぶとよいでしょう。
ちなみに歩合制は企業によりますが約50%~60%といわれています。
メリットばかりあると思われがちですがデメリットもあります。
デメリットは収入が安定しないことです。
調子がよいときは売り上げが上がりモチベーションにつながりますが、お客さんを拾えなくて売り上げが悪い時は比例して給料も少なくなります。
基本給+歩合制
基本給+歩合制とは、決められた基本給に歩合制で得た給料がプラスされる給料システムのことです。
タクシー業界ではこのシステムが一番多く採用されています。
このシステムは労働基準法により、最低保証額(通常勤務によって得られる想定賃金の6割と定められている)を支払わなければいけないと決められていることから、採用されるようになりました。
完全歩合制は怖いけど、売り上げが直接給料に反映されない制度も嫌な人におすすめの制度です。
タクシー運転手が給料を上げる方法
タクシー運転手が給料を上げる方法は以下の6つです。
- 都心部で働く
- 歩合制のある会社で働く
- 乗車率を上げる
- 常に情報収集する
- 地図を把握する
- 地図アプリを利用する
都心部で働く
給料を上げるためには都心部で働きましょう。
都心部中心で働くだけで自然と給料が上がります。
都心部で働くことで給料が上がる理由を以下に示します。
- 人口密度が高い
- 車を所持していない人が多い
- 終電を逃す人が多い
- 飲み屋が多い
- 通勤でタクシーを利用する人が多い
都心部で働く人は時間を大切にする傾向があります。
タクシーの中なら、メールチェックやちょっとした仕事をすることができます。
また夜は飲み屋が盛んなのでタクシーを必要としている人が多くいます。
歩合制のある会社で働く
歩合制のある会社で働くことで給料を上げることができます。
歩合制なら売り上げが上がれば給料に反映されます。
給料が上がればモチベーションが保たれ、よいサイクルができます。
高いモチベーションを保てて給料を上げたいなら、歩合制のある会社で働きましょう。
乗車率を上げる
乗車率を上げることによって給料が上がります。
どうしたら乗車率が上がるか考えて行動することが大事になります。
具体的な乗車率を上げるコツを以下に示します。
- 信号が変わる手前で減速する
- 複数車線では一番左端を走る
- 左折をするように意識する
信号が変わる手前で減速する
お客さんは基本的に信号の手前でタクシーを待っています。
特に交差点の手前の信号でよく待っています。
信号が変わりそうだと思えば減速をし、お客さんに拾ってもらえるようにしましょう。
複数車線では一番左端を走る
お客さんは基本的に歩道からタクシーを捕まえようとします。
そのため複数車線では左端を走るようにしましょう。
左折をするように意識する
右折は反対車線の車待ちでタイムロスがでますが、左折は車待ちをしなくてよいのでスムーズに走行できます。
1分1秒を大切にし、お客さんを見つけましょう。
常に情報収集する

常に情報収集することにより給料を上げることができます。
エリアの客層やエリア情報を頭にいれておくとお客さんを乗せることができ、売り上げにつながります。
主に以下のことにアンテナを張っておきましょう。
- アーティストのライブやスポーツの試合の有無
- 結婚式やパーティーがあるかどうか
大きなイベントでも移動が電車ならタクシーは必要ありません。
ですのでイベント内容を把握し移動手段も想定することが大事になってきます。
地図を把握する
地図を把握することによって給料を上げることができます。
地図を把握するメリットは以下のとおりです。
- 抜け道をお客さんにアピールできる
- お客さんを乗せやすい場所がわかる
- 効率の良い運転ができる
地図を覚えることに越したことはありません。
運転中に意識しながら少しづつ覚えていきましょう。
地図アプリを利用する
最近では配車アプリを使う利用者が増えてきました。
有名な配車アプリとしては、ソニーグループとタクシー企業との合弁企業による「S.RIDE」、外資系最大手の「DiDi」が挙げられます。
上記のアプリを駆使して売り上げを増やすタクシー運転手も現れています。
会社が地図アプリを採用している場合は積極的に活用しましょう。
まとめ
今回はタクシードライバーの平均年収を地域別に紹介しました。
タクシードライバーの平均年収は地域によって変わります。
年収を上げるコツを知ることで年収アップを狙えます。
この記事を参考に是非タクシードライバーにチャレンジしてみてくださいね。
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