「タクシーの待機料金ってなんだろう」
「どうしたらタクシーの待機料金を抑えられるのかな」
待機料金の対策を知らないと料金が多くかかってしまう場合があります。
本記事では、タクシーの待機料金を抑える3つの方法と併せて、タクシーの待機料金が発生するケースも解説します。
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タクシーの待機料金とは

待機料金とは、タクシーが客のために待つ間に発生する費用です。
通常のタクシーの料金は、初乗り料金と、それに続く移動の距離や時間に基づく料金からなります。
しかし、タクシーを前もって予約する場合の「予約料金」や夜遅くに乗る「深夜割増料金」など、追加の料金が発生する場面もあります。
待機料金はこの追加料金の一部として、例えば買い物をする間タクシーが待機している時間にかかる費用として請求されます。
この料金はタクシーの会社によって異なることがありますが、大体1分半ごとに80円から100円の範囲で加算されることが多いようです。
したがって、タクシーの待機時間が増えると、その分コストも上がることになります。
タクシーの待機料金の目安
待機時間 | 待機料金の目安 |
5分 | 240円~300円前後 |
10分 | 480円~600円前後 |
15分 | 720円~900円前後 |
20分 | 1040円~1,300円前後 |
30分 | 1,440円~1,800円前後 |
1時間 | 2,880円~3,600円前後 |
タクシーを少しの間だけ待機させると、それだけで数百円もの料金がかかることがあります。
さらに、初乗り運賃とその後の加算料金も考慮しなければならないため、「ちょっとだけ待ってもらおう」という軽い考えでは、料金が高くなる可能性があります。
多くのタクシーでは、初乗り運賃は窓に表示されているので、その価格は事前に確認することができます。しかし、加算料金の詳しい計算方法について知らない人も多いでしょう。
加算料金の仕組みを知ることで、待機料金も含めた全体のタクシー料金を見積もることができます。そこで、次に、加算料金の詳細について説明いたします。
タクシーの待機料金が発生するケース

タクシーの待機料金が発生するケースは以下のとおりです。
送迎・配車サービスを利用してタクシーを待たせた場合
目的地までにコンビニに寄った場合
送迎・配車サービスを利用してタクシーを待たせた場合
タクシーの迎車・配車サービスを使用し、タクシーが指定の場所に来た際に待機させると、待機料金がかかります。
例えば、日本交通株式会社のシステムでは、タクシーが指示された場所に着いてから5分を超えると、時距運賃の計算がスタートします。そして、1分30秒ごとに80円の待機料金が加算されます。
これを具体的に言うと、タクシーが到着してから10分後に車に乗ると、その時点での迎車料金に加えて320円の費用が加わっていることになります。
目的地までにコンビニに寄った場合
多くの人は、タクシーでの移動中にコンビニ等で立ち寄ることがあるでしょう。
実は、このような停車時もある一定の時間を過ぎると待機料金が計上され、気が付かない間に料金メーターが加算されていることがあります。
タクシー事業者によっては、5〜10分程度の待ち時間で料金を加算しない場所も存在しますが、多くの場合、5分を過ぎると待機料金(時間距離併用運賃)が始まります。
ですので、移動中に短い買い物などをする場合は、料金を抑えるためになるべく控えることをおすすめします。
タクシーの待機料金を抑える3つの方法

タクシーの待機料金を抑える3つの方法は以下のとおりです。
- 余裕をもって行動する
- 渋滞しそうな道は避ける
- 時間がかかりそうな用事の場合は呼び直す
余裕をもって行動する
タクシーを予約して、何らかの理由で少し待機させる場合、追加の料金が発生することがあります。
通常、5分を超える待ち時間が発生すると、数百円の待機料金がかかることが一般的です。
したがって、予定より遅れずにすぐに乗車できるように心掛けることで、不必要な出費を避けることができます。
渋滞しそうな道は避ける
渋滞時のタクシーの移動速度は多くの場合、10㎞/h以下となりがちですので、交通渋滞のルートは避けることがコスト節約の鍵となります。
もし、目的地のルートや渋滞情報に詳しくない場合、特に旅行先などでの移動の際は、運転手に事前に渋滞を回避するルートで走行してもらうことをリクエストすることが賢明です。
時間がかかりそうな用事の場合は呼び直す
長い待機時間が予想される場合、タクシーを再度呼ぶ方が経済的です。
前に触れたように、待機時間による料金の増加を考慮すると、初乗り料金を超えるような待機時間になる場合、改めて呼ぶのが賢い選択となります。
事前にどれくらいの待機時間が必要かを検討することで、料金を節約することが可能です。
タクシーを利用する際の注意点

タクシーを利用する際の注意点は以下のとおりです。
- いつもと同じルートでも金額が同じになるとは限らない
- 乗車中に体調不良になったら伝える
- 長時間の待機になりそうなら「専用ダイヤル」を使用する
いつもと同じルートでも金額が同じになるとは限らない
タクシーを使って同じ出発地と目的地を往復する場合、行きと帰りで料金が同じだと思い込むのは早計です。
以前触れた待機料金の話もあるが、タクシー料金は単純に走行距離だけで計算されるわけではないのです。
タクシーの料金体系は「時間距離併用型」というシステムに基づいています。
これは、タクシーが時速10km以下で走行する際、距離ベースではなく時間経過に従って料金が増える仕組みを指します。
このため、信号待ちや踏切での停車など、乗客の意向とは無関係に発生する停滞時間でも料金は増加します。
それゆえ、渋滞のない快適な道路と、混雑した道路を同じ距離だけ走行した場合、料金には違いが出ることになります。
乗車中に体調不良になったら伝える
タクシーを止めて待ってもらうことに気が引けるかもしれませんが、状況に応じては遠慮せず行動することが必要です。
たとえば、「まだ目的地まで遠いのに突然お腹が痛くなった」といった場合、運転手にその旨を伝え、トイレのある場所で一時停車してもらうことを検討しましょう。
何よりも、自分の体調や健康が最優先です。乗っている途中で気分が悪くなった場合、無理をせずに運転手に伝えることが大切です。
長時間の待機になりそうなら「専用ダイヤル」を使用する
多くのスーパーや病院では、タクシーを呼ぶ専用ダイヤルが設置されている場合があり、再度のタクシー手配も簡単です。
しかしながら、アプリや一般的な配車サービスと同じく、『迎車料金』が追加されることがあるので、その点を念頭に置く必要があります。
待機させることによる追加料金を避けるためには、一旦タクシーの料金を支払って終了し、帰るときに再びタクシーを手配する方法も考えられます。
特に病院では、診察や面会等での待ち時間が長くなる場合や、待機する適切なスペースがない場合があります。
多くの大型病院には「タクシー専用の乗り場」があり、そこでの一時停車や待機は制限されていることが多いです。
駐車場を利用する選択もあるものの、駐車場の使用料が発生するため、コストが意外と高くなる可能性があります。
まとめ
今回は、タクシーの待機料金を抑える3つの方法と併せて、タクシーの待機料金が発生するケースも解説しました。
タクシーの待機料金を抑える3つの方法は以下のとおりです。
- 余裕をもって行動する
- 渋滞しそうな道は避ける
- 時間がかかりそうな用事の場合は呼び直す
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