就職・転職

二種免許の取得方法とは 二種免許の取得条件やメリットも徹底解説

運転をするスーツ姿の男性

「二種免許を取得したいけど方法が分からない……」「二種免許の取得条件ってなんだろう……」こんな悩みってありませんか?この記事では二種免許の取得方法、二種免許を取得するメリットを詳しく解説します。この記事を参考にぜひ二種免許を取得してくださいね。

 

二種免許とは

二種免許とはタクシーやバスなどのように、運賃をもらってお客様を輸送する際に必要な免許です。

普通二種免許で運転できる車としては、車両総重量3,500kg未満、最大積載量2,000kg未満、乗車定員10人以下を満たすものと定められています。

商業目的として必要な免許ですので、お客様を無事に目的地までお送りする高い運転技術と、いろいろな状況に対応出来る臨機応変さが必要です。

 

一種免許との違い

二種免許は有償でお客様を輸送できますが、一種免許はできません。

二種免許のことを正式には「第二種運転免許」といい、いずれも道路交通法上の免許区分のひとつです。

また、二種免許は、商用的な活動をするバスやタクシーなどの旅客自動車を運転してお客さまを目的地まで輸送するために必要となる運転免許で、お客さまを目的地まで輸送することを「旅客輸送」といいます。

まとめると、一種免許はサービス業(運輸業)の分野で、業務上、運送の対象が荷物ではなく人間の場合は「旅客運送業」といいます。

 

二種免許の取得条件

二種免許の取得条件を以下に示します。

  • 満21歳以上であること。
  • 他の第二種運転免許をすでに受けているか、普通自動車、準中型自動車、中型自動車、大型自動車、大型特殊自動車のいずれかの第一種免許取得者で、運転経歴が3年以上(免許停止期間中を除く)経過していること。
  • 視力が片眼で5以上、両眼で0.8以上であること。
  • 深視力検査(遠近・立体視の測定)での誤差が平均2cm以下であること。
  • 色彩識別能力は、赤・黄・青(緑)が識別できること。
  • 10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること。

参考:https://www.kyosyujyo.co.jp/Column/335.html

 

二種免許の費用

二種免許の費用は所持免許によって異なります。

一般的な価格としては、普通免許所持で約26万円、大型、中型、準中型免許所持で約24万円ほどです。

合宿免許の費用は宿泊施設や時期などによって異なりますが、お得な時だと通常より5万円ほど安くなります。

また、教習所によっては教材費や使用する車両の費用が含まれている場合や、初回の受講料が安くなるキャンペーンを実施している場合もあります。

詳細な費用については各教習所にお問い合わせいただくか、公式ホームページを確認することをおすすめします。

 

二種免許を取得するメリット

二種免許を取得するメリットは、タクシーやバスなどドライバーとして仕事に就けることはもちろん、需要の高い介護送迎など旅客運送が必要となる職業に就くこともできます。

上記の仕事は需要があり、その需要に追いつかずに人手不足が続いています。

タクシーやバスの運転手は出勤日や勤務時間などは自由度が高く、自分の好きなスタイルで仕事に取り組むことができますし、安定収入が確保できるお仕事です。

 

会社によりますが、寮・食堂完備、各種保険(雇用保険・労災保険・社会保険・厚生年金保険等)、各種手当(家族手当・住宅手当・皆勤手当等)など福利厚生が整っていることがほとんどですので、二種免許を取得しておくことで就職活動が有利になります。

 

免許の取得方法

二種免許の取得方法は以下の3つです。

  • 一発試験
  • 自動車教習所
  • 合宿免許

 

一発試験

ハンドルを握って運転する腕一発試験とは直接運転免許試験場において技能試験を受ける方法です。

メリットは取得費用が安く、すぐに取得できることです。

合格率が10%以下と言われているため一発で受かる可能性が低いことがデメリットでしょう。

 

一発試験の流れは以下のとおりです。

 

  1. 筆記試験を受験合格
  2. 技能試験受験合格
  3. 教習所に行き「取得時講習(応急救護講習など)」を受講
  4. 免許試験場へ行き免許発行

 

一発試験で必要なもの

一発試験で必要なものを以下に示します。

  • 住民票原本
  • 運転免許証(原付免許証がある場合)
  • 身分証明書(健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、住民基本台帳カード、年金手帳等)
  • 筆記用具   鉛筆
  • 消しゴム
  • 受験手数料
  • 免許交付手数料

 

自動車教習所

自動車教習所は、自動車の運転技術や交通法規などを指導する教育施設のことです。

公認自動車学校(教習所)に通いながら、決められた時間と検定を行って免許を取得する方法があります。

メリットは基礎からきちんと学べるので試験を受けるころには合格レベルまで達成していることです。

デメリットは、決められた時間と検定をしなくてはいけないのですぐに免許が欲しい人には向いていないことです。

 

自動車教習所の流れは以下のとおりです。

 

  1. 学科教習・技能教習を受講する
  2. 卒業技能検定を受験合格する
  3. 免許試験場にて筆記試験を受験合格する
  4. 免許の発行

 

教習所入校に必要な所持品

教習所入校に必要な所持品を以下に示します。

 

  • 住民票1通:本籍地記載があるもの(免許所持者は運転免許証)
  • 本人であることを確認できる書類
  • 健康保険証
  • 住民基本台帳カード
  • 旅券(パスポート)
  • 在留カード(外国人登録証は不可)
  • 印鑑・筆記用具(ボールペン・鉛筆など)
  • 応急救護処置免状(お持ちの方)
  • 体調に関するアンケート
  • 割引券やキャンペーンのハガキ

 

合宿免許

部屋の中に2つ並んだベッド合宿免許とは、自動車の運転免許を取得するために、集中的な教習期間を設けた教習方法のことです。

通常の教習所での免許取得とは異なり、一般的に1週間程度の期間で、連日教習を受けることで、短期間で免許取得を目指します。

 

合宿免許のメリットは、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 集中的な教習で効率的に技術を身につけられる。
  • 教習所までの交通費や宿泊費を含めた費用が安く済む。
  • 勤務中に教習を受けることができるため、仕事との両立がしやすい。
  • 7~10日もあれば免許を取得できる。
  • 泊まり込みのため友人ができやすい

 

一方、デメリットとしては、以下のようなものがあります。

 

  • 集中的な教習で疲れやすく、集中力が続かない場合がある。
  • 期間中は教習に専念するため、その他の予定が立てづらくなる。
  • 期間中は宿泊するため、自宅から離れることになるため、家族との時間を削ることになる場合がある。

 

合宿免許については、教習所や地域によって実施方法や期間、費用などが異なるため、事前に確認することが重要です。

 

合宿免許の流れは以下のとおりです。

 

  1. 適性検査
  2. 先行学科
  3. 第1段階(初日~みきわめ1)
  4. 修了検定・学科試験
  5. 修了検定・学科試験
  6. 第2段階(仮免許取得~みきわめ2)
  7. 卒業検定

 

合宿免許で必要なもの

合宿免許で必要なものを以下に示します。

 

  • 住民票(本籍地記載・発行から3ヶ月以内のもの)
  • 身分証明書(健康保険証やパスポート、マイナンバーカード等)
  • 印鑑
  • 運転しやすい服装
  • 下着
  • 運動靴
  • 筆記用具
  • 眼鏡・コンタクトレンズ(必要な場合)
  • 歯磨きセット
  • 洗顔用品
  • お風呂用品(シャンプー・リンス・ボディソープ、タオル)
  • スマホ・スマホの充電器
  • 常備薬
  • 現金やキャッシュカード

 

まとめ

今回は二種免許の取得方法や二種免許の取得条件・メリットについて解説しました。

二種免許とはタクシーやバスなどのように、運賃をもらってお客様を輸送する際に必要な免許です。

二種免許の取得条件や費用を事前に確認することが大事です。

この記事を参考にぜひ二種免許を取得してくださいね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です